港区の不動産買取業者が教える 共有持分の売却でよくあるトラブルと解決方法
2022/04/29
共有持分は、自分の持分だけだと流動性が低く、売却しづらいです。そのため、共有状態のままで売却しようとすると、相場よりも低い金額で売り出さなければならないことが多いです。
ただ、不動産が広い土地である場合は、持分に応じて分筆したうえで、「共有物分割による交換」という特殊な手法をしてから売りに出すことで、通常の土地として販売できることもあるので、それが可能な土地であれば相場価格で取引ができるのです。
さて、ここまでで、共有不動産というのは不動産の活用という意味ではデメリットが多いため避けた方がいいことがご理解頂けたかと思います。
では、どうすればトラブル無く共有持分を売却する事ができるのか解説していきたいと思います。
共有持分権者同士で話し合いの場を設ける
上記でお伝えしたようなトラブルを防ぐには、できるだけ早く単独名義にするのが大切です。
なので、まずは他の共有持分権者と話し合いの場を設けるのがいいでしょう。
また、誰が相続するかが決まっていなくて共有状態にしている場合は、できるだけ早めに所有者を決め、単独名義に変更しましょう。
どうやって共有持分権者を説得すればいいか
話し合いが難航した場合どのように説得をすればいいでしょうか。
下記のような項目を説明し、同意を得られるように説得してみるといいです。
・不動産の今後の活用を考え、売却が妥当であること
・所有しているだけで固定資産税が発生すること
・修繕費用など、持分に応じて諸々の負担が必要であること
・共有不動産は共有者全員の合意が無いと売却できないこと
・不動産を共同所有するリスク
もし、話し合いに応じない場合は独断で自身の持分を売却してしまうというのも手です。
買取業者に間に入ってもらう
不動産の買取業者はプロなので、こういったケースを多く経験しています。
専門業者として共有持分権者と話し合いをしてくれます。
買取業者を間に入れると、話し合いがスムーズにいく場合が多いです。相手は相手で不安に思うところがあるはずなので、それをプロの視点で払拭してもらいましょう。
信頼できる不動産会社を選ぶ
不動産会社はプロであるとはいえ、中には良心的でない買取業者もいます。
・買取価格の見積もりを依頼し価格が適正であるか
・営業マンの対応は誠実か
・共有持分権者との話し合いに対応してくれるか
などのポイントを踏まえて不動産会社を選んでみましょう。
場合によっては相見積もりを取ってみて反応を見てみてもいいかもしません。
相談してみよう
以上のような共有持分の件でお困りであれば、一度不動産会社に相談してみましょう。
当社では、不動産売買の豊富な経験をもとに、売主様に寄り添った対応を心がけています。
共有持分など、特にご自身だけでは解決しにくい、繊細な案件についての取り扱いも慣れておりますので、円滑なお取引ができるように全力を尽くしております。
まずは、お気軽にご相談ください。