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兄弟で不動産を共有するデメリットとは? その4

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港区の不動産買取業者が教える 兄弟で共有している不動産の解消方法

港区の不動産買取業者が教える 兄弟で共有している不動産の解消方法

2022/05/06

兄弟で不動産を共有している場合の解消法

すでに兄弟で不動産を共有している場合、どのようにしたら解消できるのでしょうか?ご紹介します。

 

・分筆(土地の場合)

土地の場合、分筆によって分割する方法があります。

例えば、相続人が兄と弟だった場合、土地を2つの登記簿になるよう物理的に分けます。この状態ではまだ、2つの土地が兄と弟の共有状態となっているため、お互いの持分をそれぞれ譲り合うことで単有の状態にすることができます。

 

・交換(不動産が2つ以上ある場合)

兄弟で複数の不動産を共有している場合、交換することも可能です。

「固定資産の交換の特例」を使うことができ、本来であれば発生する譲渡税が免除されるというメリットがあります。

 

・不動産を全員で売却

不動産を売却し、売却益を兄弟で分配することで共有状態を解消できます。

ただし、上述した通り共有者全員の同意が必要です。さらに、売却時には印鑑証明書や本人の面会などもあるため、全員が手続きに協力してくれることが前提となります。

 

・贈与してもらう

他の兄弟が「贈与してもいい」と言っているのであれば共有持分をもらい、単有にすることができます。しかし、この場合贈与税がかかるため注意が必要です。

 

・持分を買い取る(または売却)

自分に資力がある場合、他の兄弟の持分を買い取ることで共有状態を解消できます。

また不動産を手放してもいいのであれば、他の兄弟に自分の共有持分を売ることも一つの方法です。持分の売買金額は、相場を確認し、共有者同士の話し合いによって決めることができます。

 

・共有物分割訴訟

もし兄弟間で話し合いができない状態であったり、自分たちでは解決に導くことができなかったりする場合、共有物分割請求をすることができます。

調停によって解決しなければ、裁判所が客観的に分割の方法(現物分割、価格賠償、換価分割)やその内容などを決めます。

 

・業者に自分の持分を売却

不動産を売却するためには共有者全員の同意が必要ですが、自分の共有持分のみの売却であれば、他の共有者の同意が必要ありません。一般の人に売ることは難しいですが、専門業者であれば買い取ってくれることがあります。一度相談してみることもいいでしょう。

 

兄弟で共有する不動産に困っている場合はプロに相談を

話し合いで解決しない場合、最終手段は裁判となってしまうでしょう。

 

しかし、兄弟で裁判沙汰になることは好ましくありませんよね。

早期解決や兄弟仲が悪化しないためにも、こうした問題解決ではプロに頼るといいでしょう。

 

また、まだ共有名義にしていない場合、単有での登記をおすすめします。

共有名義にするときには「仲が良いから大丈夫」と思っていても、将来的に意見が食い違うこともあります。

自分の子供や孫に影響を及ぼす可能性なども考慮して、検討してみてください。

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