港区の不動産買取業者が教える 空き家を不法占拠されないための対策
2022/07/08
もし自分が所有している空き家に他人が住んでいることがわかった場合、どのように対処したらいいでしょうか?その方法をご紹介します。
・警察に通報する
見知らぬ人が所有している空き家に住んでいることがわかった場合、すぐ警察に通報をしましょう。空き家に無断で住みつくような人は危険人物である可能性があります。犯罪に巻き込まれてしまうかもしれないため、直接交渉は避けた方がいいでしょう。
・明け渡し請求をする
不法占拠者に対して明け渡し請求をすることもひとつの方法です。その際は弁護士に依頼するといいでしょう。
・自力救済は禁止
自力救済とは、権利を侵害された権利者が裁判などの公的救済手段に頼らず、自力でその権利を取り戻すことをいいます。不法占拠をしているからと言っても、武力や腕力で無理やり追い出したり、不法占拠者の荷物を無断で捨てたりする行為(自力救済)は禁止されているため注意しましょう。警察や弁護士に相談し、法律に従った対応が必要です。
■空き家を不法占拠されないための対策
不法占拠されてしまってからの対処は大変です。そもそも空き家に他人が住まないように、事前に対策をしておきたいものです。ここでは、その方法をご紹介します。
・定期的に訪れ清掃する
草が生えっぱなしであったり、ポストに郵便物が溜まっていたりすると空き家だとわかり、狙われてしまうことがあります。定期的に訪れ、清掃するようにしましょう。
また、家屋も定期的な換気をしないと劣化につながってしまいます。家回りと同時に家屋の清掃も行うといいでしょう。空き家を出る際には、窓や玄関の施錠を忘れないことも重要です。
・倉庫や物置は撤去する
カギがかかっていない倉庫や物置などは侵入されやすいため、撤去しておきましょう。撤去できない場合は、カギをかけることがおすすめです。人が入れる広さの軒下がある場合も注意が必要です。侵入できないよう対策をしておきましょう。
また、空き家は不法占拠だけではなく放火もされやすくなっています。燃えやすいものなども撤去しておくといいでしょう。
・民間サービスに依頼し、見回りや管理をしてもらう
「遠方に住んでいるから空き家を管理することが難しい」「高齢だから清掃ができない」などという場合は民間サービスに依頼するといいでしょう。見回りだけのサービスから、オプションで草むしりやポスト清掃・家屋の換気・屋根の雪下ろしなどを行ってくれる業者もあります。費用やサービス内容は業者によって異なるため、確認するといいでしょう。