港区の不動産買取業者が教える 袋地不動産のメリット、デメリット
2022/05/26
袋地のメリット・デメリット
袋地にはメリットもあればデメリットもあります。それぞれご紹介いたします。
・袋地のメリット
まずは袋地のメリットをお伝えします。
-1.人通り・車通りが少ない
袋地の近辺は、囲繞地住人や配達員・来客くらいしか通ることがないため、静かな住環境であることがメリットです。また道路に接していないことから車通りも少ないため、小さな子どもが家の前で遊んでいても比較的安心して見ていられるでしょう。
-2.固定資産税が低いケースがある
固定資産税は不動産の資産価値よって金額が異なります。袋地は不動産の評価額が低い場合が多いため、固定資産税も低くなる可能性があります。評価額が低いことは売却時にデメリットになりますが、納税額が低いという面を見ればメリットだと言えるでしょう。
・袋地のデメリット
続いて袋地のデメリットをお伝えします。
-1.囲繞地の住人に気をつかう
権利があり通行料を支払っていたとしても、他人の土地を使うことには気を遣うでしょう。なんらかのトラブルで囲繞地住人との関係性が悪化すれば、通行しづらくなることもあるかもしれません。
-2.火災などの非常時にリスクがある
道路に接していないため、火災や急病などの際に消防車や救急車などが入ってこられず、対応が遅くなってしまう可能性があります。
また住居に囲まれた袋地であれば、火災時に隣家へ延焼してしまうかもしれません。
-3.日当たりが悪い
建物が密集している袋地の場合、日当たりが悪い可能性があります。また場所によっては風通しなども悪く、洗濯や住居環境を保つことに不便さを感じるでしょう。
-4.空き巣被害リスクがある
袋地は人の目が届きにくく、空き巣が狙いやすい場合があります。防犯カメラや防犯対策をしっかり行う必要があるでしょう。
-5.再建築できない
袋地は再建築ができません。一度建物を解体してしまったら、新たに住居を建てることができないのです。「建て替える予定はないから大丈夫」と思っていても、火災や地震など思わぬ災害によって倒壊する可能性はゼロではありません。なぜ再建築ができないのか、のちほど詳しくお伝えします。
-6.売却しづらい
このように袋地はデメリットが多い土地です。そのため不動産としての価値が低く、売りに出しても買い手がつきづらくなっています。売れた場合でも、安い価格での売却となってしまうでしょう。袋地は同じエリアの整形地の価格の4割程度安くなると言われています。
袋地を売却する方法については、次回ご紹介いたします。