港区の不動産買取業者が教える 再建築不可物件は住宅ローンを組めるのか?
2022/05/28
住宅を購入するとき、ほとんどの方が住宅ローンを利用するでしょう。
しかし、再建築不可物件の場合は住宅ローンが組みづらいということをご存知ですか?
「安いから」という理由で再建築不可物件を購入したとしても、住宅ローンが組めなかったら支払いができないかもしれません。
そこで今回は、住宅ローンが組みづらい理由と再建築不可物件でも借りられるローンや対処法についてご紹介します。
再建築不可物件は住宅ローンが組みづらい
再建築不可物件とは、一度解体してしまったら再度建築することができない物件のことです。一般的な新築と比べて安く購入することができます。
基本的に再建築不可物件は、金融機関から住宅ローンを借りることができません。銀行側が判断するため100%ではありませんが、一般的な新築の場合と比べると住宅ローンを組みづらいことは確かです。
再建築不可物件が住宅ローンを組みづらい理由
なぜ、再建築不可物件は新築と比べると住宅ローンが組みづらいのでしょうか?次に詳しく説明します。
・理由①担保評価が低いから
再建築不可物件は、建築可能な不動産と比べると換金性も担保としての評価も低くなっています。再建築不可物件ということは活用しづらい土地であり、さらに家屋も古い場合が多いため、土地家屋の評価額が低くなってしまうのです。
通常、銀行側はローンが返済されない場合、担保として土地家屋を充てるのですが、その価値に見合わない場合は、ローンを受け入れてもらえません。
・理由②返済リスクが高いから
再建築不可物件は一度解体してしまったら建築物を建てることができません。「壊す予定はないから大丈夫」と考えていたとしても、例えば、火災や地震などによって全焼や倒壊した場合、再建築できないため住む家自体がなくなってしまうおそれがあります。
そうなると、他に新しく住む家を探さなくてはいけなくなります。新居費用が増え、かつ再建築不可物件の住宅ローンを返済しないといけないという二重の負担を抱えることになってしまいます。
再建築不可物件の土地を売却できればいいのですが、上述したように評価が低く売れたとしても低い売却益になってしまうでしょう。
次回は住宅ローンが組めない時の対応方法についてお伝えします。